フジファブリックの配信LIVE「I FAB U FAB ME」を観たら前回のツアーを思い出して感慨深くなって涙した
11月13日に行われたフジファブリックの配信LIVEを観ました。実は「I FAB U」の名古屋公演に足を運んでまして。それを思い出しながら今回のLIVEを観てました。以下が前回のLIVEについて書いたブログ。
そんで今回のセトリは…
- 破顔
- Green Bird
- Sugar‼︎
- LET’S GET IT ON
- robologue
- 若者のすべて
- 手紙
- Frverman
- 星降る夜になったら
- LIFE
- 光あれ
アンコール
- SUPER!!
- STAR
という流れでした。アンコールは観れなかったので本編を中心に書いていこうと思います!
レッツ!ゲリロォン!
前回と聴こえ方が違う「破顔」
前回と始まりは同じでしたね。「破顔」から始まり「Green Bird」へと続く流れ。あと「Suger‼︎」か。最初に書いた通り、去年の10月に行われた大阪城ホール公演で最後に演奏されたのが「破顔」なんすよね。
それから始まる、しかも3人体制での最高傑作と呼び声高いアルバム「F」からのリード曲からということで16年目を走り出したと思ったらコロナによってツアーが中断。そして中止。そんなことがあっての今回で、それはそれは曲の受け取り方が全く異なっとったなぁと思った訳です。そんな「破顔」の
ただ息をする今日という日が
何より素晴らしいことさ
闇を切り裂け さあ鳴らそう
遮るものは何もない
何もない
さあ行こう
という歌詞も前回は16年目に向けて走り出したバンドの一節に相応しい歌詞やと思って胸を震わせとったんですね。それがコロナによって意味合いが変わり日常のありがたみを受けた形で聴こえたんです。それがフジファブリックとしての希望の光の見出し方やったんかなとか思ったり。素直に背中押されました。
やっぱり「若者のすべて」のアウトロで聴こえる即興的なギターのアレンジが良いのよ
LIVE定番曲といっても過言じゃないバンドの代表曲「若者のすべて」の進化が止まらん。
フジファブリック (Fujifabric) - 若者のすべて(Wakamono No Subete)
特にアウトロの部分。アレンジが毎回秀逸すぎるくらい手の施し具合が良いんですよね。各々の楽器と足並みを揃える形で終わったり、誰かが主張するかのような前面的な音の鳴らし具合とか。毎回良いアレンジが聴けるんすわ。
それが今回、ギターの山内さんの音の主張によって変化をもたらしたんですよ。「テーテテレレートドゥン」みたいの音が正しくそれ。あれがまぁ気持ちの良いこと。あそこにメロディー作ってどうすんねんってね。エビ中のイベント(横浜赤レンガ倉庫でのLIVE)でもそのようなギターフレーズを入れたんすよ。即興的と言えど考えてあそこに馴染むようなフレーズを弾いとるのがすごいなぁと素人ながら思ってしまいました。それが今回も聴けて感動でしたね。
コロナ禍に響く「光あれ」とかいう名曲
やっぱりこの曲は聴けば聴くほど奥深い。C♯で「若者のすべて」と同じキー。今回分かったのは1カポということ。それだけで大きい収穫。それ以上にLIVE映えする曲やなぁと思ったり、不安な毎日の中で歩き出す人を応援するのに適したメッセージ性のデカい曲やと改めて思いましたね。
コロナ禍において先が見えない不安でいっぱいになりますけど、それを「光あれ!歩き出すあなたに 遠くまで降り注ぐ愛の光」と歌い上げる。これなんすよ。今を繋いでいくようなストリングスの音も相まって聴いている人にエールを送っとるのがもう…めっちゃ響くんすよ。言うなりゃコバタケのアレンジがエグい。
またツアーをやり出した中でこの曲を聴くと多くの人がジンワリするんやないかと勝手に妄想してます。今から楽しみで仕方ない。
最後に
最初のとこで書いたように、コロナ禍前のセトリは去年デビュー15周年を迎えたバンドのその先を見据えたものになっとったんですよ。大阪城ホールで最後に演奏された「破顔」から始まったり、それは新旧の楽曲が入り混じりながら16年目も超えていくようなセトリやったんですね。
でも今回は中断・中止した「I FAB U」のツアーの流れを汲むセトリで先を見据えながらもコロナ禍で意味合いも変わってくるようなセトリでもあって。今となれば「破顔」の聴こえ方は変わってきますし、最新曲の「光あれ」も不安な毎日に希望の光が射すようなものでもあると思うんです。そうした楽曲の変化が半年を経て得られた意味合いでもあると僕は感じてます。常に動き続けてきたバンドやからこそですし、フジファブリックからそれらを感じ取ることができたのは非常に大きいなぁと考えている所存です。
また現場に人が多く入ってLIVEができることを願って。