back numberの配信LIVEは最早映画に近い

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良かったですね〜

 今更ながら10月25日に行われたback numberの配信LIVEの感想を書いていこうと思います。卒論の執筆も重なりましたが、無事に終わりましたんで書かせていただきます。

 

この日のセトリは以下です。

  1. SISTER
  2. 瞬き
  3. 僕は君の事が好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい
  4. 黒い猫の歌
  5. わたがし
  6. 君がドアを閉めた後
  7. MOTTO
  8. エメラルド
  9. あかるいよるに
  10. 高嶺の花子さん
  11. ハッピーエンド
  12. HAPPY BIRTHDAY
  13. 花束
  14. 水平線
  15. 青い春
  16. 大不正解

 

初めてback numberを観る人にも優しいセトリでしたね。正にこれ。

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俺のものも君にあげよう

ではでは。

 

 

 

ロックしとるからバラードがまぁ映える映える

 このセトリで一番の流れは「MOTTO」~「エメラルド」でしょうね。もちろん「SISTER」っていう瑞々しさ抜群のLIVE定番曲から始まるのも最高でしたし、「僕は君の事が~」までの半音下げチューニング楽曲祭りも良かったです。

 

 ただ「MOTTO」~「エメラルド」の流れは無敵過ぎる。例えるなら彼女と付き合っとるのに3人と浮気して婚活パーティー行きながら毎日合コンを楽しんどるみたいな。マリオカートのスター状態で誰も手につけられんような流れっすよ。しかも色気があって妖艶。これワンマンでやられたら鼻血出して止めて出すのを繰り返して一気飲みします。冗談です。

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世にも奇妙な鼻血の一気飲み(冗談ver)

 「大不正解」を最後に演奏したように、盛り上がるような鋭利なサウンドを持ったロックチューンで終わることにも注目ですよ。バンドとして新しいフェーズに入ったような気がしましたし、盛り上がる曲の裏にロックバラードっていう強みがあったからこそ成せる術やと思うんすよね。やからこそ映えるんやと思いました!へいっ!


back number - エメラルド (TBS系 日曜劇場『危険なビーナス』主題歌)

 

「わたがし」を向井秀徳に弾き語りさせてあの子に「夏ってる」って言いてぇ

 意外な選曲やったのが「わたがし」でして。実はファンクラブ向けに行われた1回目の配信LIVEでも演奏されたんですよね。これは観てないんでどんな風にやったかは分からんのですけど。ただ、夏を感じられなかった今年やからこその選曲やったと思います。


back number - わたがし (full)

 しかも4:3の画面で粗めの画質。懐かしさ溢れるものでしたし、熱帯夜で暑苦しくも花火が映る水面みたいな感じでジトジトとキラキラが入り混じっとったよなぁと。改めて聴くとギターのストロークも夏の切なさ故に弾き語りに向いとるなぁって思ったりしたんすよね。

 

ここで「あっ!!」ってこの時思ったんすよ。「夏」と「懐かしさ」と「独特のストローク」ってイコールすると向井秀徳やんと。

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繰り返される諸行無常

 NUMBER GIRLZAZEN BOYSのフロントマン。ソロで弾き語りもやっとる人。昆布で出汁を取ってラーメンを作り、レモンチューハイを飲みまくる人ですね。その人が弾き語りしたらまぁ映えるんやないんかなと。これが書きたいためだけにこのブログ書いてます。

 YUIの「CHE.R.RY」を独特な弾き語りで披露したように、この人の弾き語りには味と情があるんすよね。きっと「わたがし」も味があって情のあるエモいカバーをしてくれるんやないんかなって思ったりしてます。やからカバーを!!終わり!

www.youtube.com

 

「水平線」が良い

 良いっていう言葉以外の言葉が見つからない事件。最初の方に書いた通りでインターハイの中止によって作られた楽曲なんですけど、全国民が勇気づけられるものに不思議と仕上がっとるんすよね。悩んどる人も上手くいった人も背中を押されるものになって全方位をカバーしとる。この曲の凄いとこはそこなんすよね。


back number - 水平線

 楽曲もどんなアレンジでも映えるっていう。この曲ギターでやると1カポなんすよね。それは置いといて、今回のようなバンドサウンド主体のアレンジやと力強さがあって明日も生きられる勇気を与えてくれる。逆にストリングス主体のアレンジやと慰めてくれる上に一日の疲れを癒してくれる。どんだけ万能な曲なんや!というね。それがこの曲のすごいとこです。例えるなら食パンやでこれは。

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デザートに主食に持ってこいの初代万能野郎


「スーパースターになったら」を演奏しんかったのは…?

 心残りというか、単純にこの曲をやらずに終わるLIVEがこの世界線に存在するんやと思ったんすよ。考えれば「高嶺の花子さん」が中盤に演奏されましたし、バンドとしても楽曲が増えたことによる魅せ方も変化したんやと思います。それこそフェーズが変わったようなことを印象付けたもう一つの要因でもあるんですけどね。

 

 多分なんですけど、有観客やからこそ盛り上がる上に「次もまた会いに行く」っていう決意表明みたいな楽曲やからやらんかったんかなと思ったり。そう考えると腑に落ちました。これは当の本人達にしか分からんことですけどね。ただ、バンドの可能性っていうのが広がった気がするんで、これもまたアリかなとも思いました。

スーパースターになったら

スーパースターになったら

  • back number
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

最後に

 やっぱりback numberのLIVEは良い。曲に出てくるような物語の中にいるかのような錯覚に陥りますし、それはもう映画の主人公ですよ。今回はそんなことを観て感じましたね。いやぁ、LIVE行きてぇ。サウンドを全身で浴びてぇ。

終わり。

<ライブレポート>どうにか生きることを、“あなた”を肯定――back number配信ライブ | Daily News | Billboard JAPAN