最高に失恋した時に聴くback numberのアルバム「スーパースター」
1ヶ月前のブログでback numberのアルバムについて書きました。
今回はその中で｢スーパースター｣というアルバムについて書き殴りたい。書き殴りたいんですから文がヒリヒリすると思います。
個人的にこのアルバムを聴いたのが高校1年の冬で1月くらい。当時付き合った彼女に｢花束｣を誕生日にLINE通話の画面越しで弾いたんすよ。それが付き合う前の季節は秋で。
で、付き合って色々あって別れて間もない1月に｢ヒロイン｣がリリースされたんすよ。そんでもって聴いたんです。｢ヒロイン良いなぁ～｣って。そしたら聴いて感動してたんですよね。そっからのめり込むようにして聴いた曲が｢ヒロイン｣で、｢アルバム何聴こう｣と手に取ったのが｢スーパースター｣というアルバムなんすね。このアルバムは聴きすぎてトラウマです。
つまり、聴くのを敬遠してトラウマだったback numberにもう一度ハマるきっかけを貰ったのがこのアルバムなんすよ。
要はこのアルバムは肩に力を入れないと聴けないアルバムなんです。カロリーが高くて消費がエグい。そんなアルバムなんです。
いっぱい書き殴りましたね。では書いていきます。
- はなびら
- スーパースターになったら
- 花束
- 思い出せなくなるその日まで
- あやしいひかり
- 半透明人間
- チェックのワンピース
- ミスターパーフェクト
- こぼれ落ちて
- リッツパーティー
- 電車の窓から
- 幸せ
- 最後に
はなびら
back number - はなびら (Short ver.)
back numberのメジャーデビューシングル。ベストアルバム｢アンコール｣を引っ提げて行ったツアー「All Our Yesterdays」で1曲目に歌われた曲。
back number - LIVE Blu-ray & DVD「All Our Yesterdays Tour 2017 at SAITAMA SUPER ARENA」ダイジェスト
別れた彼氏・彼女の事が街を歩くと思い出したり、思い出の場所を巡るとあの子の顔が浮かんだり。でも、それは取り返せない現実。「あの時をやり直して君と出会いたい」と心から歌ってるから一発目にして掴みに行ってるんでしょう。
表すなら2007年に1番打者で35本の本塁打を打った高橋由伸のようなスケールの大きさ。
開幕戦初球で、時間で言うと7秒で1点を取りに行った感覚。
スーパースターになったら
- provided courtesy of iTunes
ライブ定番曲。どちらかと言えば本編最後の終盤に演奏される事が多い。この曲無くしてこのアルバムは成立してない。ある意味真ん中でバランスを保ってるし、2曲目にして｢軸｣になってる。
それこそ｢はなびら｣と同じ温度で、それがただ単に｢スーパースターになったら迎えに行きたい｣という角度に変わっただけ。同じような曲やけど、希望を持てる曲。
花束
2枚目のシングル。先日ラジオで解禁になった新曲｢オールドファッション｣と合わせて聴きたい1曲。半音下げながらコード進行が似てる。転調したラスサビ聴くとより分かるかも。
back number -「オールドファッション」Music Video (TBS系 金曜ドラマ「大恋愛～僕を忘れる君と」主題歌)
それは置いといて、結婚式とか幸せ絶頂期に聴くとホンワカするのよね。それか恋したい時に聴くとまた良きでして。少女漫画の主人公になれる曲なんすよ。
僕はこの曲を結婚式で流したいし、ギターで歌いたい。そんな目標があるんでとりあえず今すごく結婚したい。
あっ、誰とも付き合ってないんやった。
思い出せなくなるその日まで
back number - 思い出せなくなるその日まで(Short ver.)
3枚目のシングル。一転して切ない別れの曲。この曲が出た事で冬の路線を固めた印象があるって勝手に考えてるんすね。何となく。そんでもって失恋した時に聴くと、あぁ、うん。辛いを超えてそんな感情すらも麻痺して気持ち良い。とりあえず聴いてみてくださいな。
あやしいひかり
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｢こっからロックな曲が続くよ～｣
といわんばかりのヒリヒリした危ない曲。これがまた夜に合うのよ。失恋した夜に聴くとムチャムチャのグチャグチャになれるし、寧ろ自分を殺めたい時に聴くと尚更。
インディーズの時にリリースした｢あとのまつり｣色が少し残ってて、その路線が好きな人にはオススメしたい1曲。
半透明人間
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思えばこれが「花束」のカップリングってヤバない？
と言わんばかりの勢いで佇む曲。LIVEでは確実に盛り上がるんすよ。確実に。ボーカルの依与吏さんがお客さんを煽って歌うんで、そこがまたミソなんですね。
そんでまた付き合って別れたから消えたのに、携帯の番号やアドレスが消さずに残ってる状態やから｢半透明人間｣という表現。ここなんすよね。ここなんすよ。向井秀徳みたいでしょ。
- provided courtesy of iTunes
もうたまらなく良き。
チェックのワンピース
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一転してバラード。アコギメインながらエレキも入ってたり、でもそんな激しい曲でもない。確実に弾き語りに向いてる曲。
それこそ今回のアルバムの趣旨である｢肩に力を入れないと聴けない｣を体現するような・象徴するような曲で、｢街で見かけたチェックのワンピースを見ると君を思い出す｣という、すんごいメンヘラで女々しい曲。
ミスターパーフェクト
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最初のアカペラからの入り。インストverだとアカペラ部分が削られて、いきなりドラムから始まるんすよ。いやぁ、たまんねぇなおい。
完璧な男になりたいという意味で｢ミスターパーフェクト｣というタイトルを付けたと思うんですけど、ここにあるからアルバムが成り立ってる気がしますね。メンヘラっぽい曲が続くけど、ある意味ここで終止符を打ってる。
地味な立ち位置だけど重責を担ってる曲でい！
こぼれ落ちて
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か～ら～の～…ロックしてる曲のお通りでーい！(早口中居くんボイス)
イントロのギターが気持ちいいでーい！
曲としてはとりあえずここで女々しさは終わり。きっとバラードからback numberに入った人が聴くと｢こんな曲もあったの！？｣と驚くこと間違いなしの1曲。
そんなヒリヒリとしたサウンドから失恋した時の景色が浮かぶ曲。ある意味精神安定剤。
リッツパーティー
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back numberの｢はなびら｣や｢fish｣の良さを伝えてくれた女の子が高校1年の時にいて、僕はその子に惚れてしまったんですよね。普通にかわいくて話も合って。だけど告白したらダメで友達の関係でその後は過ごしてました。まぁ、その女の子が好きだった曲です。
いや、知らんわ。ってなるんですけどね、この曲の持つ多幸感はハンパないんですよ。電車内で席を譲った時に巻き起こるホッコリした感覚あるじゃないですか。もろあれ。あれを味わえるのがこの曲なんですよね。自然と笑顔になれる曲。
電車の窓から
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ここから次曲｢幸せ｣まではごちそうさまですよ。美味しいんです。感傷的になった時がこの曲の聴きどころ。それくらい攻めてくる。
back numberの地元・群馬は伊勢崎線の電車がモデルで、実際に伊勢崎線以外の電車で聴いても沁み度はハンパない。寧ろ電車に合う。良い曲なんすよほんとに。なので実家に電車で帰省する時に聴いて胸が締め付けられました。
幸せ
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はい来ました。(ここから長文です)
ラストにして肩に力入れて聴かないとやられてしまう曲。素直に言って本当にヤバめ。何がヤバいのか挙げてみると…
- 女の子目線の歌詞が切ない
- メロディーが胸に攻めてくる
- そもそもイントロでハンカチ必至
だと思うんすよね。｢幸せ｣ってタイトルなのに幸福感が無い。ここで言える幸せは
｢好きな人といられるだけで幸せ｣
という一見リア充のような姿なんですけど、実際は好きな人に彼女・好きな人がいて、友達としてこの子に接してるという感じなんですね。
誰しもあると思うんですけど、気になってる人と居たい時はどんな話でも聞こうとするじゃないですか。例え悪口だろうと愚痴だろうと。もろアレなんです。あの状況なんです。
聞きたくない話でも一緒に長くいたいから…という｢幸せ｣の観点。
あと、好きな人に好きな人がいて応援してるところですかね。誰よりも好きな人の幸せを願ってて、それを後押しできる事はこの上なく幸せな事だと思うんです。
そりゃ好きな人と結ばれる事が良いに決まってるし、それが幸せだろうけど叶わない事もある。けど、好きな人の幸せが叶ったらそれはそれで嬉しいんですよ。個人的に思うのがそれで。
昔は｢リア充爆発しろ｣とか言ってたけど、言ってる時は彼女なんてできないし、いつまでも捻くれてたらツキは廻ってこないってこの曲を聴き始めて考えたんですね。叶わなかったら割り切って次に駒を進めた方が可能性としてはアリアリだからそう考えてるんです。
つまり、この｢幸せ｣は恋愛の聖書(バイブル)のような曲です。捉え方が何通りもあって聴くだけで胸が締め付けられる。そんな歌です。
最後に
いやぁ、書き殴りました。紛れもなく失恋した時に聴くと沁みます。沁みすぎるあまりにトラウマになりやすいアルバムです。比率で表すなら幸福度:3の喪失度:7という感じですけど、間違いなく良いアルバムだと思ってます。
ハンカチ片手に聴いてください。(泣)
back number - 1st Album『スーパースター』DIGEST
