青春の風をほんのり感じた藤巻亮太のオンラインLIVE
7月5日に行われた藤巻さんの有料配信LIVEをアーカイブながら何とか観終わりました!
藤巻さんのLIVEを観るのは2回目で、去年行われた弾き語りツアー以来でした。以下それ。
あと、参考までに宣伝します〜。失礼します〜。
で、セトリは…
【本編】
1.夏のナディア
2.永遠と一瞬(ソロアルバムセルフカバー ver)
~MC~
3.名もなき道
~MC~
4.花火(半音下げ)
5.8分前の僕ら
6.マスターキー
7.JUST ONE MORE KISS(BUCK-TICKのカバー)
~MC~
8.Weekend Hero(半音下げ)
9.明日に架かる橋(半音下げ)
~MC~
10.南風
~MC~
11.Message
~MC~
12.3月9日
ピアノ・桑原あいによる童謡「たなばたさま」(ジャズ ver)
【アンコール】
~MC~
1.春夏秋冬
~MC~
2.雨上がり
こんな感じでしたね。ではいきますか!!
うたのおにいさんこと藤巻亮太
藤巻さんのアコギ、桑原あいさんによるピアノ、志村葉月さんによるバイオリンというアコースティック編成でLIVEは行われました。アコースティックということでロックな曲も丸みを帯びて優しくなったんですね。中でも「明日に架かる橋」はポップ寄りのロックな曲ですがもろそれでして。
テンポも抑えめでピアノとバイオリンという色鮮やかな演奏が入ったっていうこともあるんですけど、藤巻さんの歌い方がめっちゃ優しくなっとるんすよ。その背景として、去年のクリスマスから様々なアーティストの楽曲をカバーして1番のみを弾き語る企画があるんすよね。
そして2月のカバー曲多めのLIVEをサザンシアターで行ったでしょ。1人で弾き語るツアー等を通して聴く人を意識した歌い方がLIVEに表れとったように感じたんです。歌声柔らけぇ~って。
レミオ楽曲もそうですけど、ソロ楽曲も含めて藤巻さんの優しい歌声で耳が癒されました。そろそろうたのおにいさんとして教育テレビの「おかあさんといっしょ」からオファーが来てもおかしくない気がしますね。それか、せめて「いないいないばあっ!」でワンワンと共演して「モラトリアム」を絶唱してくれぇとも思いますし。
ある意味スリーピースバンドで本領発揮
ギター!ドラム!ベース!
が似合っとる藤巻さんには変わりないんですけど、
アコギ!ピアノ!バイオリン!
が似合うのも今の藤巻さんなんですよね。歌声が柔らかく優しくなったのもそうですけど、演奏に歌が上手いこと絡まって耳に届くんすよね。藤巻さんの声すらも楽器のようで、それはバンドでも輝いてピアノやバイオリンといった楽器にも輝くんすよ。今回だと「花火」がそれに当たると思ってます。
レミオ時代の曲ながらバンドサウンドはそこまで強調されてませんけど、今回の編成で1番映えたように感じますね。ピアノとバイオリンが中心となって曲に色を付け、半音下げのキーも相まって切なさを助長しとる。そこに藤巻さんの優しい歌声でしょ。癒しすぎて聴くアロマセラピーかよって思いましたもん。
バンドをホームにしながらこういった編成でも力が出せる。スリーピース云々より今の藤巻さんは無敵過ぎる。えっ、マリオカートのスターを藤巻さんは食べとるの??
今だからこそ藤巻さんの曲を!
僕はレミオ楽曲と藤巻楽曲が大好きです。聴きすぎてトラウマになったこともありますけど、大事な場面で聴いて元気と勇気をもらったんで頑張ろうと思った時には必ず聴いています。
それだからということではないんですけど、藤巻さんが歌うと心揺さぶられるんすよね。今回のLIVEで言うと「名もなき道」や「8分前の僕ら」といった曲はアコースティック編成っていうのもありながら藤巻さんの歌い方が優しいように感じたんです。
同じようなことの繰り返しになりますが、表現に深みが増した気がするんですね。聴かせる曲はより聴かせる曲になったようにも思いますし、やからこそ藤巻楽曲はロックにもバラードにも聴ける振り幅の広さがあると思うんすよね。
藤巻楽曲だけじゃなくて、レミオロメンの「3月9日」もじんわりときましたね。何百回も何千回も聴いとる曲でもアコースティック編成になると味わい深いものに変化するというか。この曲だけは毎年進化しとるんすよね。やから何回もアレンジされてはリリースされたりアルバムに収録されたりすると思うんです。今回もコロナ禍っていう現状というのも相まって響いた部分が多くありましたね。
そういうとこから今聴くべき曲の多くは藤巻さんの曲にあるんじゃないんかなと思ったりしとるんすよね。ソロ然り、レミオ然り。
ギター侍・藤巻亮太
そんな味わい深い男・藤巻亮太もMCではお茶目な場面を見せたり、優しい声がより癒しを与えてくれましたね。もう声帯を分けてほしい勢い。
本編終わりからアンコール始まるまで桑原あいさんが「たなばたさま」をピアノでジャズっぽく演奏しとって藤巻さんが入ってきたんですね。浴衣姿。5分くらいで着替えて出てくる早着替え。その格好は正に波田陽区そのものでした。
そのようにツッコまれながら
歌が違いますから(キリッ)
という言葉を残して「春夏秋冬」を演奏しました。いやぁ、普通にホッコリしましたね。
そんなホッコリを、
梅雨の雨を吹っ飛ばすように
と言って「雨上がり」を原曲のギターテクニックで演奏した藤巻さんは正にギター侍でした。
最後に
目立った映像トラブルもなく無事に終わったこと、スタッフさんには感謝しかないです。
もちろん、素敵な演奏をして下さった御三方にも感謝の気持ちでいっぱいです。
しばらくはレミオ楽曲・藤巻楽曲を聴きまくる気がしますし、そんだけ聴くとなると個人的には高校振りになるんすよね。ほんのり青春の風を感じます。
ひとまず梅雨の雨を吹き飛ばすことを願って。