aikoのアルバム｢May Dream｣をもう1回書くの巻。part.2
僕がブログを書き始めた2年前のこと。あの時は｢このアルバムを記事にするんだ！｣と1ヶ月くらいかけて書いたんですよね。それがaikoの｢May Dream｣っていうアルバムでして。僕が無人島に行った際に持っていきたいアルバムの1枚でもある訳です。
読みやすく補正しました。ので是非。
なんでかっていうと思い出補正もあったりしますけど、一言で表すと胸に沁みるんですわ。というのも人恋しい冬にはピッタリなんです。余計に切なくなれるというか。やから冬にピッタリやと。特に涙を流したい人には必聴なアルバムです。いきますぅ。
- 失恋に持ってこい 「何時何分」
- それを吹き飛ばす 「あたしの向こう」
- 前向きにさせて髪を切りたくなる 「冷凍便」
- 不意に訪れる会いたい衝動は 「もっと」
- 初めて手を繋いだのは2つ目の交差点の角の 「信号」
- LIVEで必ず盛り上がる 「夢見る隙間」
- 不意に会いたくなるけど会えない時に沁みる 「愛だけは」
- きらいだけどすきな 「好き嫌い」
- 一人暮らしには沁みるよ～という 「かけらの心」
- 失恋引きずった冬に聴くとぶっ飛ばされる 「大切な今 」
- 重すぎて逆に突き落とされる 「合図」
- 別れて気付いてもう1回走れ！な 「プラマイ」
- 別れて気付いて納得した日が 「蒼い日」
- 最後に
失恋に持ってこい 「何時何分」
- provided courtesy of iTunes
｢何時何分｣という別れを告げた・告げられて人をモデルにしたような曲から始まります。もうここから感傷的なサウンドが耳を癒しますね。
ラスサビの、
愛してる 愛してる だからね 好きだよ
の2つ目の
｢あ～(↑)いし～てるぅ～｣
の(↑)に涙ドバドバッして泣きました。聴くのが辛くなるんすよね。やから失恋にもってこい。オススメっす。
それを吹き飛ばす 「あたしの向こう」
そしたら
ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝｯﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝﾃﾞﾝｯ
っていうピアノの迫力しかない音が飛び出しまくる3D楽曲の登場なんよね。ピアノとドラムが激しくて1曲目のメンヘラからの帰還。そして着地。内村航平も愕然とするＧ難度のカッシーナを成功させて勝負あり。
特にBメロからサビの入りの疾走感。ケンブリッジ飛鳥を超えたよね。サニブラウンに匹敵するような疾走感があって耳取れる。これが前向きになる曲かと思うんよ。そりゃあメンヘラは吹き飛ぶわ。歌詞は切ないけど。
前向きにさせて髪を切りたくなる 「冷凍便」
- provided courtesy of iTunes
ここまで話が繋がっとるのはさすがの一言よね。前向きにさせて別れた気持ちを慰める。さすがaikoよね～と。髪を切るだけで忘れられるような恋じゃないけどって誰がミスチルの｢Replay｣や。
- provided courtesy of iTunes
話は戻して、サビの
早く家に帰ったらなんか
という歌詞のファルセットがたまらんくて。
別れた時の気持ち…空っぽな感じが出てるというか。慰めるように前向きにさせてくれるのが｢冷凍便｣という曲なんすよね。そんな曲。切ってしまお～お～(aikoボイス)
不意に訪れる会いたい衝動は 「もっと」
｢ほっと もっと おっと とっとね そっと そば食いたいんだ～｣という切ないaikoの声が響きますね。The バラード。そんな名前が似合う。
別れた後なんですけど、気丈に振る舞っていたとしても寂しい気持ちは湧き上がる訳で。当然会いたい気持ちや切なくなる気持ちが生まれるんですよね。それがこの曲でして。夜のベランダで聴くと感情が揺さぶられる。そんな｢ほっと｣という曲。
初めて手を繋いだのは2つ目の交差点の角の 「信号」
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ここから新しいストーリーが始まるようにイントロの重々しいサウンドが響くんすよね。
ﾃｯﾃﾚﾃﾚﾃﾝ
というギターのアルペジオがｼﾞﾜｧ～と沁みて沁みて。そっからAメロ入る時に軽くなるというか。メリハリが良いなぁ～と。で、サビの
愛なんて知らない 君の本当もわからない
あたしがいつも付けてるキーホルダーは君じゃない
笑った顔が見たいあたしといつもの道の角を曲がって
二つ目の赤で手を繋いで
という歌詞があるんですけど、ここに毎回ｸﾞｯてくるんすよ。過去の恋愛を思い出すというか。
人それぞれ好きな人は変わるじゃないですか。変わっても貰ったキーホルダーとかは気に入ったら捨てられないですし、捨てたら思い出が消えるといいますか。消えないんですよね。
消さない分、上書きする恋愛というのがこの曲の中にはあって。その手始めが信号待ちの交差点なんよね。そんな聴くとｸﾞﾜｧとなる曲。
LIVEで必ず盛り上がる 「夢見る隙間」
去年行われたaikoのツアーの名古屋公演初日に行きまして。そこで演奏されとったんですね。この曲をLIVEで聴いてめっちゃカッコイイなぁって思ったんです。
特にサビ終わり。
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ(手拍子)
ﾁｬﾝﾁｬｶﾁｬﾝﾁｬｶﾁｬﾝﾁｬﾝﾁｬﾝﾁｬﾝ
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ(手拍子)
ﾁｬﾝﾁｬｶﾁｬﾝﾁｬｶﾁｬﾝﾁｬﾝﾁｬﾝﾁｬﾝ
ここの手拍子に衝撃を受けましたもんマジで。カッコよすぎてLIVE終わりにリリリピートしまくったのは良い思い出やったなぁ…。音源だと自分しかいませんけど、LIVEという他の人がいる場で聴くこの曲はエグいくらいに良い。手拍子揃うとなお良し。そんな曲。
不意に会いたくなるけど会えない時に沁みる 「愛だけは」
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前曲と打って変わって聴かせてくるのがこの曲。ピアノとaikoの抑えた声が耳に胸にめっちゃ沁みるし、これを夜遅くの時間に1人で聴くと好きな人に会いたい衝動に駆られます。ご注意を。特に、
じゃあねといつも別れる時に何度振り返ったかな
今日は歩いて帰ろう泣かないように歩いて帰ろう
という歌詞よ。ここの情景が目に浮かぶ浮かぶ。
例えば放課後の学校の正門で別れる時に手を振るとかね。名残惜しい気持ちがあるけど明日会えるから良いやと。それを家に着いて改めて思い返すしてこの曲を聴くとﾌﾞﾜｧと涙が出る出る。切なくなれるんすよ。メンヘラになっちまうよぉ～。
きらいだけどすきな 「好き嫌い」
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イントロのギターが好きすぎてヤバいっていう｢話がしたいよ/BUMP OF CHICKEN｣
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歌詞はシンプルなんすよね。その分、サビ前のサウンドは遊んでるんです。最初と最後のサビでは全然違うブレイクになってるのが分かりますかね。ここを聴くだけでも印象っちゅうものは変わってきます。
一人暮らしには沁みるよ～という 「かけらの心」
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1番の
一人暮らしを始めた十代の終わり
｢ああ晴れ晴れする｣と友達に言った
だけど本当はとても勇気がいることで毎日夜が怖くなった
帰ると部屋が寒かった時 疲れてそのまま眠った時
慣れない冷蔵庫に入ったままの水も卵も夢も全部
という歌詞。全部分かるなぁ～って頷きまくって首がヘルニアになりました。
一人暮らしをする理由は人それぞれですけど、理由で浮かべたものが何年後には形になって実になるような曲が｢かけらの心｣なんすよね。オススメです。
失恋引きずった冬に聴くとぶっ飛ばされる 「大切な今 」
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冬に聴くとしんどい。実際に一昨年の冬に聴いて心がおかしくなりました。これとレミオロメンの｢Wonderful&Beautiful｣は連チャンで聴くとメンヘラになって冬は過ごせないのでご注意を。
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タイプ的には上で挙げた｢信号｣と同じですけど、しんみりさで言えばこの曲が勝るのよね。疾走感があってサビで胸ぐらを掴まれる感覚で。それを｢大切な今よ｣とaikoが歌って突き落とす。こんなんおかしいやん。ぶっ飛ばされるわ。ご注意を。
重すぎて逆に突き落とされる 「合図」
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ねぇ もっと好きって言ってよ 眠れなくなるくらい困らせてよ
は、はいっ！いっぱい好きって言います！
上手く言葉にならない あなたの秘密になりたい
誰にも気付かれないように あたしを抱きしめて
は、は、はいっ！秘密にもしますし、いっぱい抱きしめます！！
…歌詞が重いんじゃ
これじゃ気を遣いすぎて心が閉じるわ
でも、これが女の子の気持ち(人によりますけど)を閉じ込めたバイブルだと思うと心は開きますね。つまり、重い想いは思い思いなんだと思います。(え？)
別れて気付いてもう1回走れ！な 「プラマイ」
イントロのギターに酔いしれるんすよね。これ聴くと。その後にバンドサウンドが入って爆発すると。疾走感の割に歌詞が切ないんすよ、これが。
サビの疾走感と聴くと何か引っかかるものがあると思うんすけど、それは何かに気付いた証ですよ。切なくなったあなたはもう1回走って下さい。失恋した後に聴くとめっちゃ沁みるんで。
別れて気付いて納得した日が 「蒼い日」
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最後の締めに相応しいバラード。普通に切ない。前曲｢プラマイ｣がストレートにズバッて切なさが来るのに対し、この曲はじんわりと切なさがやってくるんすよね。罪深い。
前曲繋がりで言うと、別れた直後に聴いて切なくなって好きな人へ走り出すのが｢プラマイ｣なんすよ。でもダメだった時。その時に聴くのがこの｢蒼い日｣でして。悔しい・悲しい想いがこの曲とやってきてすごく沁みる。その傷口にオロナイン塗りたいもんね。
最後に
こうして過去を振り返りつつ、楽しい恋や悲しい恋に寄り添うアルバムがこの｢May Dream｣なんすよね。僕は大好きです。
で、冬に聴くのがベストなんすよ。だから僕は｢夏はポケモン・冬はMay Dream｣という標語を任天堂に出してきます。
ではでは。
