踊り場から青木宣親を込めて。えっ? 〜クリープハイプ「踊り場から愛を込めて」〜
クリープのアルバム「踊り場から愛を込めて」の大物感。どこから聴いても曲が面白い。切れ目のないアルバムっていうのはこのことか…と聴く度につくづく思う訳です。
それはまるで青木宣親のよう…ん?青木?
そうだ!!これは青木宣親だ!!
というわけで、今回はクリープの青木宣親アルバム「踊り場から愛を込めて」について書こうと思います。ちなみに青木選手は以下です。
責める歌詞だLIVEで輝くワンフレーズだ
「HE IS MINE」が注目されやすい。確かにこの曲が強い。それは間奏終わりに歌われる
今度会ったら何をしようか
今度会ったらキスをしようか
今度会ったら何をしようか
今度会ったら《セックスしよう》
という歌詞に出とる訳で。この最後のフレーズをLIVEやとボーカルの尾崎さんが歌わせるんすよね。
今度会ったら
って煽ってファンの人たちが
セックスしよう!!!
ってめっちゃ大きい声で叫ぶという。えっ、ライブハウスはラブホテルなんですか?というね。これも夏のせいにしてぇ。
そしてイントロのベース。LIVEやとエロいくらいにカッコいい。カオナシさんのベースになりてぇくらい。
後はこの曲の入り。口上というのが相応しいのか知らんが、尾崎さんの観客を震わせる言葉がたまらん。例えば…
Twitterでエゴサしてたら、女子高生が『明日お母さんと一緒にロッキン行くから頼むからあの曲だけはやるなよクリープハイプ』って呟いてたのでやります。(2018年のロッキンにて)
SHISHAMOのお客さんは若くてピュアなお客さんが多いので、セックスの歌を歌います。
あれ、雨降ってる?降ってんのか。
まぁ、濡れてる方が色々とヤリやすいので
セックスの歌うたいまーす。
(2019年の森、道、市場にて)
などなど。控えめに言って興奮できる。
詳しくはこの曲のコメ欄で。コメ欄とLIVE映像で二度美味しい。それがクリープの「HE IS MINE」。LIVEで輝く「セックスしよう」のフレーズ。まるで4番不在で任される青木宣親のよう。
(とは言っても演奏がテクい)
「最夜」の演奏がテクい。立体的四つ打ちサウンドが耳を包む訳ですけど、どことなく夜の本気ダンス(以下:夜ダン)っぽさをも感じれるんすよね。
夜ダンって踊れる楽曲が多いんですけど、それは縦ノリと四つ打ちを使い分けながらぶっといサウンドでやれとるのが理由やと勝手に思ってます。以下が「最夜」と近い曲かなと。
それをクリープがやってみたらっていう企画でやったような感じがこの曲。すんごい立体的やなぁって聴く度に思います。イントロの祭囃子のような感じがそうさせるのかもしんないっす。やからテクい。エロいも兼ね備えて「えっ!?そんなとこも!?」もなるのがこの曲。ボール球もヒットにしてまう青木宣親そのもの。
疾走る演奏
疾走感のある演奏の曲が数多くあります。1曲目の「リグレット」はモロそれに当てはまりますね。胸を揺さぶる忘れられない人を追いかけるようなリズムでグッときます。そして「美人局」もその一つで演奏の荒ぶりがすげぇ。こういうとこ好きですわ…。
「左耳」もそうですし、「SHE IS FINE」のクセになるギターのこの感じが気持ち良いっすよね。まるでベテランの域に達しながら未だに外野守備で全力を尽くして久しぶりのゴールデングラブ賞を獲得した青木宣親そのものっすね!
(夜に聴ける曲も揃っとる)
立体的四つ打ちサウンドの「最夜」もここに当てはまりますが、何より「ごめんなさい」と「山羊、数える」がその代表例になりますわね。前者は寝る前に謝らんくても…って思いますけど、この落ち着いたサウンドは寝る前に聴くのが相応しいって思ったりしてます。
そして後者は深夜3時に聴くと映えますね。寝る前に羊を数える人もいると思いますけど、ここではまさかの山羊(ヤギ)が登場という痛恨のミス。それでまた数え直すというオチ。これに関しては、日本語で羊を数えると発音の問題で余計に眠れんくなるとの見解があるんすよね。
英語で「one sheep,two sheep…」と数えた方が良いと。発音の問題に関わるんで上のリンクで詳しく見てくだせぇ。
嫌いという人見たことない
身近な人にアンケート(2人)しましたけど、嫌いという人は見たことないです。
(※スタッフが圧力をかけました)
それは冗談として、否定的な声はあまり聞かないですね。見かけないですし。まるで他球団の選手からも尊敬されて抜群のキャプテンシーを発揮しながら嫌いというファンを見たことがない青木宣親のようですね!!
最後に
ほんとに良いアルバムですね。切れ目なくストーリーが続くところもあり、一曲一曲が確立しとるから浮くことなく存在感を発揮できる。最高じゃないですか。青木宣親じゃないですか。(どの打順でもイヤラシさを出せる話です)
個人的な話として、目次の()の言葉は抜きに
責める歌詞だLIVEで輝くワンフレーズだ
疾走る演奏
嫌いという人見たことない
を青木宣親の応援歌のメロディーに合わせて歌うと当てはまるトリックとは程遠いトリックを置いてここで終わります。