「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」って若松監督が言ったら粗品が「メンタルヘルス」って叫んだ夜
バンドにおけるメジャーファーストアルバムって名盤が多いんすよね。読んでいる方の好きなバンドの1枚目もきっと素敵なアルバムであることは間違いないと思います。多分ですけど。
そんな1枚目のアルバムということでクリープハイプの「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」を今日は題材にします。フロントマンの尾崎さんがプロ野球のヤクルトファンということで、ヤクルトに絡めながら書いていきます。ではでは!
以下も是非是非!
- 宮本がバントして稲葉で打点を挙げる滑らかさが「イノチミジカシコイセヨオトメ」~「手と手」で無事に表現されて若松監督はニッコリ
- 「オレンジ」のインパクトがガチでアーロン・ガイエル過ぎてエグい
- 「身も蓋もない水槽」のイントロを聴いて耳に飛沫を浴びた後に風邪引いた
- 「蜂蜜と風呂場」の間奏~ラスサビのド頭で聴かれるクラップが気持ち良くてエクスタシー
- 最後に
宮本がバントして稲葉で打点を挙げる滑らかさが「イノチミジカシコイセヨオトメ」~「手と手」で無事に表現されて若松監督はニッコリ
2001年のヤクルトを振り返るんですけど、あの時の打線で何が良かったかって言うと宮本がバントして稲葉が高確率で打点を挙げるとこなんすよね。打点以外にもチャンスを広げるとこもでして。
っていうのも、稲葉という打者は左打者で引っ張りも流し打ちもできる広角打法のバッターやったんすよね。で、ランナーがおる時は引っ張りの方が良いんすよね。いわゆるランナーより遠いとこに打球が飛ぶと次の塁に行きやすい論理な訳です。
そんな専門的なとこは置いといて、ここで重要になるのが前を打つ宮本です。宮本がバントしてランナーを送ると得点圏で稲葉に打席が巡ります。リーグを代表する好打者の前に投手はピンチを迎えて、プレッシャーから失投して甘いコースを痛烈な一打で弾き返す。こうした稲葉らしさが出るのは宮本がいたからやと思ってます。ちなみにこの年の宮本のバント数は67を数えました。そうです、1シーズンでこの数は日本記録です。
そういった宮本と稲葉の同期コンビでの先制パンチがあったからこそこの年のヤクルトは強かった。これには若松監督もニッコリでしたわね。
「オレンジ」のインパクトがガチでアーロン・ガイエル過ぎてエグい
アルバムの4曲目にしてアルバムの軸となる場所に配置された「オレンジ」のインパクトがデカイんすよね。それまで荒ぶったサウンドから尾崎さんの声に絡まるように透き通ったバンドサウンドが鳴らされるという感じで。しかも聴くだけでオレンジ色を想起させる。これ何気にすごくないっすか。タイトルでそれを提示しながらちゃんと色を出しとる。そんなインパクトの強さ。これは正しく2007年~2011年までヤクルトに在籍したアーロン・ガイエルそのものやないっすか。
前屈みのフォームという「左版:田口壮」と言わんばかりの構えから無駄の無いインサイドステップで引っ張る。このような打者をプルヒッターって言いますけど、それを体現しとったバッターなんすよね。その姿は長距離ヒッターそのもの。来日1年目はボールもチームも引っ張り35本のホームランを放って最後までホームラン王争いしてました。
でも最終的には当時横浜に在籍しとった村田が引退登板の広島佐々岡からホームランを打って36本となり勝負あり。これが後の村田伝説というね。いや、なんの話。
でもバットに当たった時の打球の飛び具合はエゲツない。そのインパクトがガイエルにあるんすよね。そのガイエルを彷彿とさせるサビ始まり。演奏と一声目のインパクトがもろそれなんすよ。4曲目と打順の4番と掛け合わせてもガイエルやなぁと。リグスやラミレスやペタジーニでもホーナーでもない。ガイエルなんすよ。やから「オレンジ」は実質「ガイエル」。あのガイエルの光の先へ その先へ行くって超えてまっとるがな。
「身も蓋もない水槽」のイントロを聴いて耳に飛沫を浴びた後に風邪引いた
歌詞に「ガストロンジャーみてえだな」って出てくる「ガストロンジャー」とはエレカシの曲のことだと思われ。その曲もメロディーガン無視で怒涛の言葉責めで構築されとるというね。エレカシの宮本さんの言葉責めはエロいな…。
それは置いといて、イントロで尾崎さんが咳払いするんすよ。たまたまイヤホンでそこそこの音量で聴いとったんすよ。そしたら咳払い受けて耳が風邪引きました。耳にBluetoothのマスクして過ごしとるここ最近です。
「蜂蜜と風呂場」の間奏~ラスサビのド頭で聴かれるクラップが気持ち良くてエクスタシー
絶対LIVEで盛り上がる。間違いねぇ。ってかプーさんの前で蜂蜜の味がするなんて嘘ついたらピグレットになります。ご注意を。
冷静に考えたらこの曲って男のアレを咥えた女の人が苦いと言わずに空気を読んで「蜂蜜みたいな味がする」って言う話なんすよね。その女の人の気持ちが分かったのが風呂場じゃなくて歯医者での口を開いた時という。どんだけ開けとるんやて。カバやて。分かったて。
話は逸れるんですけど、セクシー男優である しみけんさん が過去にこのようなツイートをしてました。
☆精液の味☆
— AV男爵しみけん@4/25シコシコ超会議 (@avshimiken) 2015年1月23日
精液の味は食べ物に左右される。
コーヒーやアルコール→にがい
フルーツ類→まろやか~
ベジタリアン→サラッ
プロテインなど人工甘味料を使用→甘く
なるのだ。だから精子が甘いからって「糖尿?」って心配いらない。しょっぱい人は…Hがしょっぱかったから!?(´・c_・`)
っていうのもコーヒーを飲んでいる・タバコを吸っている人は蜂蜜みたいな味はしないんすよね。寧ろ逆で苦いと。果物を食べる・バランス良く食事をしている人は蜂蜜みたいな味…とはいかなくても甘い味にはなるらしいというしみけん談。えっ、なんの話?
とりあえずこの曲は奥が深いんすよね。それをより味わえるのが間奏~ラスサビ前でのクラップ。リズム良すぎて気持ち良いっすよね。まるでテンポ早すぎて高揚感がMAXに達した時のヤクルトのチャンテ「夏祭り」みたいでしょ。ガチエクスタシーなんすよ。間違いねぇ。
最後に
トータルで聴いた時に得られる気持ちっていうのは失恋した後に訪れる後悔と同じというね。失った気持ちと同じで、それをまた味わおうとするから再生するからこのアルバムをまた聴きたくなる訳で。やからこそ失恋した時に聴くのが一番良い。
あの子を忘れないみたいなモヤモヤした気持ちを最終曲「チロルとポルノ」で洗い流してくれる。それつまり「通り雨で濡れた身体=水で流す」理論。その爽快さを兼ねとるのが良いのよね。
そういったものもあって爆発力もある。調子が良い時のヤクルトそのものやないっすか。この状況に若松監督(当時)も1人寂しくしとる時に裏垢女子に扮してスタ連をかまし、それを見た粗品が「メンタルヘルス」と叫んだ夜。