スピッツのアルバム「ハヤブサ」を聴いて俺のロックロックがこんにちは状態でマジで草
スピッツがリリースした2000年にリリースしたアルバム「ハヤブサ」なんですけど、このアルバムはスピッツの中でもロックしとるんすよね。重厚なバンドサウンドが前面に出ながらもバラードはちゃんと聴かせる。メリハリあるロックなアルバムになっとるのがこの「ハヤブサ」なんすよ。
そんな今回は小惑星探査機が好きな皆さんとアルバム「ハヤブサ」を見ていこうと思います!Let's ハヤブサ!
- 今
- 放浪カモメはどこまでも(album mix)
- いろは
- さらばユニヴァース
- 甘い手
- HOLIDAY
- 8823
- 宇宙虫
- ハートが帰らない
- ホタル
- メモリーズ・カスタム
- 俺の赤い星
- ジュテーム?
- アカネ
流れが綺麗すぎて草
どんな曲から始まるか?そりゃ
という1分56秒という短い再生時間ながら曲の展開がしっかりしとる曲から始まるんすよね。そんなアコギから始まる楽曲から、
タンッタタタタタタタタ
というドラムで始まるはアルバムバージョンの放浪カモメ。
流れが綺麗すぎて草。音が厚すぎてエグみが深い。それは3曲目の「いろは」も同じ。それはヘビメタを熱演しとる岡村ちゃんの「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」の歌詞を彷彿とさせるくらいなんすよ。そのくせにほぼ3分で終わるという。
4曲目の「さらばユニヴァース」は決してお笑いコンビの「さらば青春の光」のネタを観て感化された同じくお笑いコンビの「ゆにばーす」が混ざったタイトルではないことだけご了承を。そんなサビが気持ち良いロックバラード。
ここまで来たら「甘い手」の6分24秒という再生時間も気にならんでしょ。この曲の2本のギターの絡まりはAV女優のカラミをも超えとる。かと思えば間奏の男女の会話。絡まりが正にモロのそれ。僕はここの会話を聴きながら電車の車窓から見えた夕日で泣きました。え、なんの話?
「HOLIDAY」を基点にして聴くとアルバムを楽しめる
ここからですよ!皆さん!このアルバムの面白いところは!!!
HOLIDAY
8823
宇宙虫
ハートが帰らない
ホタル
メモリーズ・カスタム
俺の赤い星
ジュテーム?
アカネ
アルバムにおける後半の流れ(勝手に僕が決めつけた)がまたしても素敵。これを例えるなら…
1.二 平野
2.遊 安達
3.右 糸井
4.指 ペーニャ
5.一 T-岡田
6.三 ヘルマン
7.左 坂口
8.中 駿太
9.捕 伊藤
やないですかね。誰が2014年のオリックス打線や。あの年のオリックスを彷彿とさせるバランスの取れた打線がアルバムに表われとるんすよね。それも「HOLIDAY」以降に。ここで少しこの年のオリックスの話をさせてください。
2014年のオリックスはソフトバンクとリーグ優勝を争っていて、その戦いは最終戦までもつれたんですね。ヤフードームで迎えた最終戦にソフトバンクがサヨナラ勝ちしてそのまま優勝したわけですが、盤石な中継ぎ陣はもとより攻撃と走塁がバランス良かったんで接戦に持ち込めたんです。多分ソフトバンクよりも強かった。
例えば、坂口と駿太と糸井の外野陣。全員肩が強くて足が速い上に守備も良い。しかもヒットが打てる。糸井に関しては首位打者を獲得してますからね。それに関係して足が速い選手で言えばヘルマンであるとか平野や安達も同じ。バントなどの小技も絡めた打線が特徴的やったんですよね。
でも足だけじゃないのがこの打線のミソ。ペーニャやT-岡田で一発が打てるというね。仮にこの2人が打てなくても他の選手でチャンスメイクできる。そんな打線が2014年のオリックスなんすよ。伊藤光の意外性やパンチ力もどことなくアルバム最終曲の「アカネ」と被るとこがありますし。え。
と長々話させてもらいました。それだけどこからでも点が取れるオリックス打線と「HOLIDAY」以降のアルバムの流れがどうも酷似しとったんで話してみました。個人的には「ハートが帰らない」のサビの始まりがペーニャの弾丸ライナーを彷彿とさせるんで以下の動画を貼っておきます。参考までに。
とは言ってもロックロックすぎて草
オリックスと合併してしまいましたけど、かつて近鉄バファローズというチームが存在していましてね。2001年の優勝時は打線の破壊力から「猛牛打線」と呼ばれとったんです。それをバンドサウンドに置き換えると「重厚なサウンド」になりまして。「ハヤブサ」はそんな楽曲が本当に多い。
「8823」や「メモリーズ・カスタム」というLIVE定番曲がこのアルバムに存在しとるのがなんとも言えんすよね。しかもロックサウンド全開でギターがキュイーンってしとる。
全体的にエレキギターが良い味を出しとるんすよね。スピッツのイメージって爽やかでアコギの音が中心じゃないですか。ただ、今作はエレキが中心でバンドサウンドを存分に楽しめる作品になっとるわけです。そこが良い。
しかも箸休め的な「ジュテーム?」という弾き語りメインの楽曲が良い味をまたまた出しとる。やや暴力的な「俺の赤い星」という赤星憲広がヒーローインタビューでキレそうな楽曲から耳を癒しとるんでマジで大事。(赤星は良い選手です)
そっからの「アカネ」がまた良い。バンドサウンドで荒らした土を整えとる。正に「トンボ」的な楽曲。寧ろ「アカネ」よりも「トンボ」の方が良いのでは?とも思いながら文を打っとるわけであります。知らんがな。
でも、夕焼けの浮かぶ和のエッセンスが強いこの曲が好きなんすよね。ロックロックしながらちゃんと最後はスピッツの良さにして終わらしとる。そこがまぁ良い。
とは言っても全体的にロックロックすぎる異色のアルバム。#ロックロックすぎて草 っていうハッシュタグを作りたい今日この頃。
最後に
個人的に今年ハマったアルバムの一枚がスピッツの「ハヤブサ」なんすよね。ロックサウンドが大好きな自分としては究極の一枚でした。
から始まって、あれよあれよとハマったわけです。ハマりすぎて車のナンバーを8823にしました。次の目標は夜の街でドライブしてこのアルバムを流すこと。そこ。まずそこ。
とは言っても流れが本当に秀逸。「今」~「放浪カモメはどこまでも」の流れが良すぎ。全体的にロックすぎ。マジで草。