アジカン in Zepp Nagoya ~ 熱狂を追え(終え) ホームタウンver ~
大学の卒業式に参加してそれの手伝いを通じて女の子と仲良くなったんですね。で、連絡先を交換しようとしたら言葉出なくて後悔してたんです。「忘れられないよね」って。「クロックワーク」聴きながらそう思って準備して行きまして。
で、その行く前の電車の中でアジカンを聴きまくったんすよ。アルバム「ホームタウン」もそうだし。それで聴いてたら「君という花」でぶち上がったり。整理番号の並ぶ場所が高架下で「いや、Re:Re:かよ」ってなったわけで。
はい、そんな感じで平成は31年の3月は21日。Zepp NagoyaにてアジカンのLIVEを観た。
行きますよ~、みなさん~。
オープニングアクトの Homecomings が良かったんですけど
京都からやって来た男女混合(男1:女:3)バンド。男の方(福富さん)のギターの透明感が良かった。テレキャスならではの音というか、あんまりエフェクターも使ってないように感じましたね。
で、ボーカルの女の方(畳野さん)の流れるような英語の発音。終始うっとりしましたもん。英語の家庭教師として雇いたいくらい。
ベースの女の方(福田さん)の雰囲気の良さ。美しい。後ろ姿というか横から観てたんですけど、それでも分かる美しさ。かわいさ。いやぁ、たまんねぇ…。生まれ変わったらあのベースの弦になりてぇ…。ポテトサラダが食いてぇ…。
そしてそして!ドラムの女の方(石田さん)の小技も含めたテクニック。これ。これがまた良くて、聴いてて気持ち良かったんですよ。まるでこの後出てくるアジカンのドラムの潔さんかと思いましたもん。最高です。
ずっと観てて、畳野さんのギター(福富さんも)にカポタストが付いてたんです。しかも2カポ。1曲目が1カポやったかは記憶が曖昧なんですけど、それ以外ほとんど2カポ。これもまた珍しいなぁって思いながら、Cコードならではの指使いで鳴らす音に圧倒されました。多分みんな圧倒されたと思いますもん。
LIVE観ててなるほどと思ったのが、
ホームタウンを観に来ている人達(カミングス)
つまり、ホームカミングス(Homecomings)だと思った事ですね。
やからオープニングアクトに出たんかなって終わった後思いましたもんね。は~いッ!
そんなこのバンドの新曲「Cakes」が良いので、是非画面にタッチして聴いてみて下さい。
そんな一度で二度おいしいLIVEの序章でした。
そして!18:38にアジカンが登場。サポメンのしもりょーさんと先ほどまで歌ってた畳野さんを連れてきました!よっ!それっ!
改めて感じるアルバム「ホームタウン」の完成度の高さ
いきなりアルバム「ホームタウン」から
- UCLA
- モータープール
- ダンシングガール
を演奏したんすよ。「UCLA」は女性パートあるから「あー、確かにそうやぁ、そうなるわな」って思ったんです。この曲はサビの爆発力がえげつないので、そのサビ始まり前にゴッチが両手を挙げて観客を煽り会場は熱狂。そこからLIVE始まったという感覚を肌で感じたんです。いやぁ、盛り上がった盛り上がった。
演奏されて畳野さんはここで帰り、「モータープール」~「ダンシングガール」を披露。この2曲をアルバムでは終盤に置いてるんですよ。終盤の盛り上げに一役買ってるのがこの2曲で、それもあってか僕すごく好きなんです。それがまさか序盤で聴けるとは思わなくて軽くイキかけましたもんね。
それこそ「サーカス」だったり「ホームタウン」や「クロックワーク」、「レインボーフラッグ」に「さようならソルジャー」といったアルバム曲もLIVEでは化けに化けまくった。いや、キツネかよ。
「サーカス」の気だるい感じも実は細かい部分が作用してて、気だるさの要因でもあるイントロのあれはギターの建さんのハンマリングやアルペジオによって織り成していたんですよ。そりゃあそうなるよなぁって思いましたし、良いもん観ました。(^O^)/
他にも「ホームタウン」では
ゴッチ:「新しいアルバムはあんまり聴いてくれないけど」
とMCで自虐的に話して演奏されたり、でもその演奏もMVのようにゴッチの左手が動く動く。あの曲、確かにコードが複雑やもんなぁって終始観てて感じたり。
「クロックワーク」はLIVEだとその演奏に圧倒されるので覚悟して聴いてください。(割とガチ)
「レインボーフラッグ」の手拍子部分・ラップ部分は和やかだし、「さようならソルジャー」なんかすごく「アジカン」を感じたもん。アジカンの持つギターロックを改めてこの耳で聴けたと思います。
まぁ、「荒野を歩け」と「ボーイズ&ガールズ」は言うことなしか…な?
やっぱり「荒野を歩け」の爆発力はすごいし、この曲の時の会場の一体感はおかしい。マジで。
そして「ボーイズ&ガールズ」とかいうLIVEで聴くとより一層良く聴こえる曲。
あれはTalking Rock! Fesでのこと。当時新曲でまだ世に放たれていなかった時に初披露された際に、「LIVEでは少し早めのテンポで演奏する」との事をこの雑誌の編集長が言ってたんです。出番前に。その時の演奏は覚えてないんですけど、今日思いましたね。早いというか、より濃くなってたというか。
まぁ、そんな感じ。アルバム「ホームタウン」、めちゃくちゃ良きです。音源もLIVEも。
当たり前ながら高い既存曲の盛り上がり
やっぱり「ループ&ループ」の盛り上がりは言葉に表せられへん。この曲から「荒野を歩け」に繋がった時は酸欠で倒れるかと本気で思ったくらい。それの最初、この「ループ&ループ」は熱量がそれくらい半端なかった。
そしてこの流れよ流れ。これも熱い演奏に圧倒されたし。「鵠沼サーフ」なんて、サビの叫びを観てる人達が声を上げてて、もう喉元開きまくってキャパオーバーしたもんね。
そんでもってゴッチが、「この曲をフェスでやったら滑って封印してた」と話してて。「リライト」をやった後にそうなってたと話してたので、「そりゃあそうなるわな」とみんなの頭の上の吹き出しから言葉が零れてた。それはよ~く見えた。
で、で。まさかの「夕暮れの紅」とかいう選曲。分からなさすぎてフィードバックファイルを聴き直そうと思ったくらい。これは知らんわ。ミスチルで言うとこの「フラジャイル」ポジションやし、この選曲はマジでマニアック。
- 迷子犬と雨のビート
- 踵で愛を打ち鳴らせ
この2曲。いやぁ、確かに演奏はどうなるのかなぁって思ってたんですよ。そしたら~、そうッ!
「迷子犬と雨のビート」はキーボードのしもりょーさんがストリングスのパートを弾いてて、ゴッチも建さんも4カポでギター弾いてましたね。
「踵で愛を打ち鳴らせ」も打ち込みを使いながらもバンドサウンドが強めでしたし。意外に特別な編成ではなくてバンド編成のサウンドが映える事に気付かされましたよん!
「スリープ」はテンポ早かった印象ですね。それを維持してからの
- さようならソルジャー
- センスレス
- Standard
というロックな流れよ。これは飯3杯いける。ガチで。
「センスレス」を演奏してた時に(これってStandardと並ぶロックな曲だよなぁ…)って思ってたんですよ。「センスレス」の重々しいサウンドがまたLIVEでは映える映える。
そっからの「ドドンドンッ ドドンドンッ」
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ
もう崩壊。崩壊アンプリファーよ。「Standard」のこの感じ。もう最高。(霜降り明星粗品ボイス)
そしてアンコール。
- Easter
- 君という花
- 解放区(新曲)
「Easter」で会場がぶち上がる。アンコール1発目で盛り上がる鉄板のような曲。これは良き。静かに静かに持って行き、そしてドーンッ!となるのがこの曲。もう腕が痛い。
からの「君という花」のイントロのドラムを聴いて変な声出た。もう会場もおかしい。ライブハウスだからこその盛り上がりを観た気がします!
やっぱり「らっせーらっせー」できたのが一番のポイントで、それだけで満足で覚えといた内容が全部吹っ飛んだ。もうおかしいよこれ。
そして新曲の「解放区」。多分表記は合ってるはず。
半音下げのギターとベースで疾走感があって、いつものアジカン節炸裂の曲で、この曲の音源化を僕は希望します!このシングルが近いうちにリリースされるんかなってこのツイート見て思ったり。分からんけど。
でも、この曲はアジカン節ながら新しいアジカン。Dメロの部分(?)が語りになってて、そこの部分がまた風景を映し出すんですよ。不思議と浮かぶ浮かぶ。だからホームタウンのLIVEの最後に演奏されたんかなって思った。
新曲もカッコイイんですけど、それ以上に既存曲もカッコイイし盛り上がりもエグい。
最後に
久しぶりにこんなに長く書いたんですけど、いやぁ、アジカンのLIVEは良い。ほんとに。本当のロックバンドをこの目で観たし、アジカンを聴いているうちはバンドが好きって言っても大丈夫な気がします。どんな目線から言ってんねんって話ですけど。
ゴッチの話してた言葉に「身体から解放してけば良い」というのがあって、曲を頭で理解するんじゃなくて身体で感じて自分なりの振り付けや踊りをしていけば良いと話してました。それで周りに迷惑をかけない範囲で楽しめられればLIVEに来ている価値ありますもんね。そんなロックンローラーの話す言葉の重みを感じながら聴いた夜でした。
ライブハウスとホールのセットリストが違うという事なので、チケットが余ってたら行こかなって思います!
そんでもってアルバム「ホームタウン」は普通に良い。これは先頭に立って「リライト」並に大声で叫んでいきたい。
それがスタンダードになればいいや。
終わり。