夏ど真ん中に聴きたいBase Ball Bearと夏の終わりに聴きたいフジファブリック
夏と言えば…そうですよね。プール、花火大会、海、白いシャツの夏服。挙げればキリがない数々の事象。事柄。たまらんですよね。で、夏の終わりと言えば…そうですよね。季節外れの涼しい風、黄色と茶色が混ざった田んぼ、体育祭とかとか。挙げればキリがない数々の事象。事柄。たまらんですよね。
言うなりゃ夏のど真ん中には「疾走感」があって、夏の終わりには「焦燥感」がある訳です。それって何となく感じません?夏の甲子園と24時間テレビが終わったら夏が終わるんですよ。サザエさん症候群じゃないんですけど、これってある意味似てますよね。つまりその前と後という話で締めさせていただきます。
で、そんな感じで書いていくのがBase Ball Bear(以下ベボベ)とフジファブリックの夏の曲の比較とやらでごわすね。
・夏ど真ん中のベボベ
あくまで個人的な判断で夏曲決めてます。異論反論また燃え出すかもですが、ここらで出す曲の羅列にドキドキしててください。とりあえず10曲出します。
「微熱ボーイ」
「ELECTRIC SUMMER」
「STAND BY ME」
「DEATH と LOVE」
「ドラマチック」
「真夏の条件」
「SUMMER ANTHEM」
「BREEEEZE GIRL」
「short hair」
「senkou_hanabi」
めっちゃ早くやりたいのでささささささささささささささささささと行きますね!
行くよー!
・ELECTRIC SUMMER
・STAND BY ME
・DEATH と LOVE
初期~アルバム「十七歳」の頃の曲を聴くと夏曲が多いように感じる今日この頃であります。特にアルバム「C」は夏曲の宝庫なんですよ。その中から「ELECTRIC SUMMER」「STAND BY ME」「DEATH と LOVE」を挙げました。このアルバム自体厳密に言うと春~夏を感じますけど、それよりも濃く感じる夏曲が多いんです!!
Base Ball Bear - ELECTRIC SUMMER
「STAND BY ME」の最初に聴こえる「ドゥン~」が夏の熱い太陽の真下に立ち尽くす少年少女感出してますし、これが夏を助長させてるように聴こえますもんね!つまりそういう事なんです!「DEATH と LOVE」のサビなんかそれだし…。
・微熱ボーイ
で、初期って挙げましたけど、どれも爽やか夏い曲が勢揃い!その中でも「微熱ボーイ」は爽やか夏い曲で。夏はもう終わったって歌い切ってますけど、残暑の日の昼に聴くと胸が締め付けられて青い時期に戻りますよ!ホイホーイ!微熱ボーイ!
・ドラマチック
・真夏の条件
アルバム「十七歳」からは「ドラマチック」「真夏の条件」を挙げました。17才というMUTEKIな時期特有の年齢を曲に仕立てた小出祐介恐るべしですよ。その17才の夏をピッタリ当てはめたのがこの2曲なわけで。
青い初期衝動の「ドラマチック」と夏になると異様なくらいに異性が欲しくなる「真夏の条件」とか、もうそれは高校生だからこその情景と心理状態であります。それを書き切った小出祐介恐るべしですよ part.2
・SUMMER ANTHEM
シングル「changes」のカップリング曲である「SUMMER ANTHEM」がまた良いんです。ここで17才の夏シリーズが1つ終わると勝手に思ってます。(あくまで個人的な見解)
これをね高校生の夏休みが始まった時に聴くと…もう…クゥワァ…ってなるわけです。
一言で言えば早く出会いたかった。そんな理由なんで深い理由なんてないんですわ。
僕にとっての17才の夏が
僕にとっての永遠になっているように
君にとっての今年の夏が
君にとって…永遠になれ
特にここの歌詞。僕が君に出会って17才の夏が永遠よりも長く感じてる事を君にも知ってほしい…何これ、もうめっちゃ青春じゃないですか!ラスサビ前のDメロを聴くためだけにこの曲はあるんじゃないんかなって個人的に思います。後は最後の湯浅さんの叫び。笑
・BREEEEZE GIRL
Base Ball Bear - BREEEEZE GIRL
多分聴いたことのある人が多いのではないかと勝手に思ってる「BREEEEZE GIRL」なんですけど、最初の「風に乗りたくて~」でスパーンッ!てなりますよね???????
一気に目の前開けるというか。
あれは制服を夏服に着替えた7月の初めですよ。通学時にこの曲を聴くと目の前が総天然色という人工着色とは違う自然にある色を目の前にした時の風景と染まって溶け込む自分と曲が分かると思うんです。長ったらしい文になっちゃいましたけども。言うなりゃもろ夏の曲。全部夏。全夏。
・short hair
「short hair」も直接的ではないんですけど夏だなって。曲の透明感といい歌詞の切なさがそれを助長してるのかなと。ただ、1番デカいのはMVに出演している本田翼の演技。半袖でチャリを走らせるのは夏い。時がチクタクしてまう。
にしてもよ。歌詞をここまで短編小説のように書き上げてしまう小出祐介の凄みったらありゃしない。サクサク読めてしまうのよ。さらり って。しかも片想いしてる・人を想う曲でしょ。聴かない訳にはいかない。長くなってしまうのでこの辺はまた別の記事で。
・senkou_hanabi
早いもので遂に最後の1曲です!「senkou_hanabi」を!あなたに!!(」^o^)」イェーイ!
Base Ball Bear - senkou_hanabi(SOL! x「アキュビュー」ver.)
もうね、これを聴くだけで高校生の気持ちに戻る人と握手したいよね。うん。
どの登場人物も夏を楽しんでてワクワクしてるというか、市民プールに行ったり部活に打ち込んだり花火大会・夏祭りに行ったり…こういった夏を体験した人にはより響く曲なんすよね。これから体験する人も是非。
さっき挙げた「short hair」もそうですけど、歌詞を読むだけでもこの曲は楽しめるんですよ。そこにメロディーが・コードがブワッと来るわけでしょ。こんなん胸がモゾモゾして最終的には涙腺崩壊しますからね。マジモンのマジで。
そんな夏ど真ん中のベボベでした。重ねるように夏の終わりに聴きたいフジファブリックへいきましょか。
・夏の終わりにフジファブリック
先程と同様にあくまで個人的な判断で夏の終わりの曲決めてます。異論反論また燃え出すかもですが、例にもよって早めに出す曲の羅列でドキドキしててください。とりあえず10曲出します。
「線香花火」
「陽炎」
「NAGISAにて」
「打上げ花火」
「サボテンレコード」
「茜色の夕日」
「若者のすべて」
「アイランド」
「夜明け前」
「手紙」
分かったのが1つあって、細かく見れば夏の終わりの曲ってあると思うんです。けど、選定が難しいというか…。想像の数百兆倍難しかったです。まじで。
志村時代と今の3人でのフジファブリックとの違いって、前者が心情的な風景の曲が多いと思うんです。もちろん背中を押してくれる曲もありますけど。
逆に後者が背中を押してくれる曲が多かったり、聴く人と等身大で寄り添ってくれるのが多いように感じるんですね。もちろん季節感ある曲もありますけど。
なので選曲が難しかったんです。はい。
・線香花火
インディーズ時代のアルバム「アラカルト」の1発目を飾る曲。線香花火という手持ち花火の中でも静かな花火を曲で表したんです。
しかも曲の主人公は好きな人を追いかけると。切ないんですよこの曲は。
「線香花火」というタイトルが付くのも納得しますわ。
・陽炎
2枚目のシングルにして四季盤シングルシリーズの第2弾。夏のシングルなんですけど、どっちかというと夏の終わりですよこの曲って。
チャンダイのキーボードが盛夏の感じを出してて、でも涼しい風が吹いてるような感じがするんですよね。だから今の時期に聴くとめちゃくちゃ良い。だから聴いてください。ほんとに。あなたの大切な1曲になること間違いないです!!!!
・NAGISAにて
上で挙げた「陽炎」のカップリング曲。海で沢山思い出を作ってから夏最後に海へ行く時に聴いて海岸へ行ってみてください。絶対感情的になるんで。
でもその感傷的な気持ちを和らげる変態的なサウンド。これがまた良きで。夏に向けて悲しいサヨナラをするんじゃなくて、前向きに楽しいサヨナラができると思います。この曲を聴くとね。
僕はカップリング曲だからといって舐めてました。すみませんでした。
・打上げ花火
良き。1枚目のアルバム「フジファブリック」に収録されてる曲なんですけど、これ、歌詞6行しかないんすよ。その分サウンドがエロいというか…。
夏にしては涼しくて、ストレートにお盆の時期に聴くのがベストなんですよ。夏真っ最中よりも秋手前に聴くのがベストで、訳分からないサウンドも相まって楽しめるのではないかな~って!なので今聴いて鳥肌立ってくださいな!
・サボテンレコード
「打上げ花火」同様に1枚目のアルバムに収録されている曲。季節で言うなら秋。でも夏の終わりである今聴くのもまたイインデスヨネ。構成もAメロとサビのみで。多分。
で、一気に展開変わるんですよ。そこにギャップを感じる訳であります。サビの疾走感がハンパなくて、それが夏の終わりを感じさせるんです。もうね、めっちゃオススメしたい。
・茜色の夕日
言わんくても・書かんくても良いよね。名曲であります。
良い曲なんで通年聴けるんですけど、あえてこの夏の終わりに聴くのがベストでして。夏の終わりのあのオレンジ色の夕日をバックに聴くこの曲は映える。東京じゃなくても自分の街で聴くと映えるから不思議。まじめに。
・若者のすべて
フジファブリック (Fujifabric) - 若者のすべて(Wakamono No Subete)
この記事を書こうとした理由はやっぱりこの曲が大きくて。3~4年くらい聴いてますけど、やっぱりこの曲の持つ夏の終わりの空気は年々増してると言いますか…重みは確実に増してますね。フジファブリックの曲の中で歌詞に「花火」が出てくる曲は良い曲が多いのよね。ほんとに。
ちなみに、上で挙げたベボベの「BREEEEZE GIRL」や「senkou_hanabi」や「short hair」を聴いてからこの曲を聴くと夏真っ最中~夏の終わりを楽しめます。これマジでオススメ。
・アイランド
アルバム「STAR」収録の曲。アコースティックな感じがまたかわいい。紅葉が色付き出てきた夏も終わりに近づいてきた時に聴くともうたまらなくて。胸にきます。ほんとに!
それにしてもアルバム「STAR」の曲は聴きやすい曲が多くて、尚且つ聴くと味があるというか切なくなるというか。多種多様な曲が多いのでオススメしたいっすね。ほんとに良いんすよ。聴けば分かるから。
・夜明け前
どっちかと言うと秋~冬の夜の曲なんですけど、夏の終わり直後の肌寒くなった時に聴くともう良きで良きで。優しい総くんの声が耳を包みますよ!
夏に起きた失恋や甘酸っぱい恋の終わりを癒してくれる曲なんですよね。やから聴くと胸がジンワリすると言いますか、切なくなれるんでピッタリです!٩( ᐛ)وイェイ
・手紙
フジファブリック 『手紙』(期間限定full size version)
あー、もう何も言えない名曲ですよ。「茜色の夕日」のアウトロで鳴らした音を最初の音として鳴らしてドラムのカウントが始まるんです。感動モノですよ。卒業式とかに流したら良いですよね。オススメです。
ただ、です。この曲を夏の終わりに聴かずしていつ聴くんです?っていう話です。
夏休みが終わった、体育祭が終わった、文化祭が終わった…或いは夏の恋が終わったでも良いです。そういった時の夕暮れ時に「茜色の夕日」と繋げて聴くとまた良きです。これオススメ。
・最後に
という感じで書いてきました!どうでしたか。めっちゃ長かった~というのが今の素直な気持ちです。何かと似ているバンドなので、これを機に繋げて聴いても面白いと思います!
ではでは。最後まで読んで頂きありがとうございました!٩(ˊᗜˋ*)و