軋轢は加速して風景 〜蘇る高校時代の少年少女〜

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NUMBER GIRLである。

 

 ナンバガが復活する。厳密に言うと再結成だ。17年ぶりという事で多くの人が歓喜に沸いた。ちなみに私はバイト先の1個上の先輩(女性)とその話になり、「ライジングに行きたいね~」と言われた。ただ、その人には彼氏がいる。嗚呼、無念である。

 

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 そう、ナンバガである。2002年から止まっていた重くて錆び付いた時計の針が遂に動き出す。17年は長くて短い。あっという間だ。

 私事だが、私の一番下の妹は今年で17才を迎える。そう、ナンバガの解散した年に産声を上げたのである。それが今では高校2年生に向けて期末テストを励んでいる最中だ。早い。17才 It's a seventeen である。

 

17才

17才

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 17才という事で思い出したのが高校生である。私が高校を卒業して今年で2年が経つ。いやぁ、早い。半年前のように感じるが、その半年+1年+半年=2年が経った。それが今年。そう、2019年。

 

 ナンバガは置いといて2017年の3月に遡ってみる。今回は僕の高校時代にいたカップルのお話。

 

 

 

高校時代から付き合っていた2人

 私が通っていた高校は3月に卒業式を行う。2年前もそうだった。その高校に私と同じ学年で交際期間が学年イチのカップルがいた。TwitterInstagramに彼氏彼女を登場させるごく普通の高校生カップルである。

 

 卒業後、彼氏は東京の大学へ進学。彼女はひと足早く社会人になって地元に就職した。地元が名古屋に近かった事もあり、その彼女は名古屋から東京にいる彼氏のもとへ通い続け、休みが取れたら頻繁に会いに行っていた。そして、TwitterInstagramに会いに行った事を書き込んでいた。いつもと変わらぬ日常である。それを私は見ていた。

 

  名古屋〜東京、東京〜名古屋を行ったり来たりしていた彼女。

 

  

そんな彼女は「東名少女」であった。

 

 

 

その後起きた事件

 遠距離恋愛にはなったものの私の周りでは「結婚するんやろなぁ」という話も出ていた。高校1年から卒業してもなお続いていた彼氏彼女の関係。年数にして実に3年近くも付き合っていたからお互いも意識していただろう。

 

 そして高校を卒業してから初めての夏を迎えた。久しぶりに開いたTwitterのリア垢でそれは起きた。

 

なんと彼女のアカウントから彼氏関連のツイートが消えていたのである。

 

 ツイートだけでなく画像も全て消えていた。いや、消されていた。理由は分からない。それは2人にしか分からない。

 その彼氏と私はInstagramで相互フォローの関係だ。今日も投稿された画像を見てはスクロールしている。ちなみに彼氏は元気だそうだ。

 

 

しかし、彼女は…である。

 

 

 InstagramTwitterも私は相互フォローの関係であったが、Instagramはフォローが解除されていた。唯一繋がっているTwitterは全くと言っていいほど見ていないし、2年近くリアルタイムでも見ていない。きっと仕事が忙しいのだろう。だが見ないのである。更新も0に限りなく近い。

 

 今年

  2019年。早いもので高校を卒業して2年が経つ。あっという間だ。それと同じタイミングで高校時代の自分や他人の恋愛を思い出す機会が増えた。始まった恋と終わった恋。急なフラッシュバックは不思議なものだ。

 

  そんな2019年にNUMBER GIRLが復活する。全く無関係な両者だが、これも何かの間違いと言うのだろうか。17年という時間は不思議とあっという間である。そして色んなこともあった。両者とも止まったままだった時計の針も動き出す事だろう。

 

 それと同時に、名古屋〜東京・東京〜名古屋を行き来した彼女はもういない。2年前の夏に姿を眩まし、透けて見えなくなってしまった。そう、

   

  俺が思うにあの彼女は「透明少女」。

 

(チャンチャンチャンチャラチャンチャンチャンチャラチャンチャンチャンチャラチャンチャンチャンチャラ) (ひさ子さんのギターサウンド)

透明少女

透明少女

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