ZAZEN BOYS TOUR MATSURI SESSION in 名古屋
はーい、みんな大好き向井秀徳。
そんな向井秀徳がフロントマンを務めるZAZEN BOYS。あんなん音の変態集団や。ほんとに変態が集まるんやで。
最初っから下ネタで行きますけど、極論を言うとあれでシコれるんすよ。自分はあの音楽でG行為ができます。それくらいあの音作りには興奮が止まらんくて、もう何回絶頂したか。
と、下ネタが溢れまくった事を深くお詫びします。それくらい音に対して真剣に聴いたLIVEでした。
・ZAZEN BOYSが存在した事について。
ほんとにZAZEN BOYSの4人は存在するんだなぁって改めて実感。開演時間が19:00で、19:10にメンバーが出てきた時とかもうね…なんやろう。興奮が止まらんかったよね。ほんとにいるんやって。
メンバーを観た印象。
ベースには新しく加入したみやさん。女性という事で、バンドに華があったというか。
暴れまくったベースが時に力強く、時に変態的なベースラインで。指弾きっていうのが特徴よね。女性で指弾きをするベーシストってあまり聞いた事ないんすよね。
またね、性格が向井秀徳に似てて。いきなり手拍子を煽るんすよね。浴衣っぽい服も着てたので、それがまた様になってました!
歳を重ねるにつれてギターの演奏に旨みが増してる。職人技よ、ここまでくると。
リズム隊がバンドの屋形骨を支えているとよく言いますけど、個人的にはこのカシオマンが支えているように感じます。あれはリズムを取っているギターだ。うん。
ドラムの柔道二段・松下敦史。
ZAZEN BOYSのLIVE映像を観ると必ず向井さんが言っているんです。
それが!やっと!聞けた!ん!す!よ!
それを聞けて興奮したのに、確実性のあるドラミングで私は射抜かれました。はい。射抜かれて興奮するとかなんやねん。
そして、何よりもパワフルなのに確実性があるってエグい。終始見とれたよね。
か~ら~の~…みんな大好き向井秀徳。
もう生き方がカッコイイ。やっとる事は意味不明だし、あんな音楽センスはどこでどうやったら手に入れられるのって思うんすよね。ほんとに。LIVEを観てて思った。
やっぱりギターをかき鳴らす印象が強いからハンドマイクで歌っている姿が良い意味で似合わなかった。
でも、LIVE中にお酒を飲む姿は似合ってた。どんな酒豪よりも。
・やっぱり音を奏でる変態集団だということ。
微かな記憶を繋いでいくと1曲目は「Honnoji」で、2曲目が「COLD BEAT」だったんです。
まずそこからなんですよ。変拍子でタイミングが取りにくいしノリにくい。かと思ったら、「コードは何なの…?」とギターを見てて思ったんですよね。これが俗に言う「コードにないコード感」というのかって。
「Asobi」とか「SI・GE・KI」とかも聴いて思ったんです。やっぱり音の集合体が他と違うって。YouTubeとかで上がってるLIVE映像を観てLIVEに臨んだので、生で聴くと余計に音の酔い回りが早かったように感じます。
いや、待てよ。何か吸い込まれてない?
と思い始めたのが「Honnoji」からで。
つまり、1曲目から自分は吸い込まれていたんです。もう音の中毒よ。addiction.
4人の出す音に惹き込まれていたんです。
それがトータルで2時間ありました。
そういえば…途中で向井さんが拳銃を打つ素振りを見せたんです。それで湧く観客。(笑)
向井さんが最初に酒を飲んだ時、それを見て湧く観客。
あと!定番の言葉!
「MATSURI STUDIO からやってきましたZAZEN BOYS」
の言葉や、
「繰り返される諸行は無常、蘇る性的衝動」
というあの言葉。
「This is 向井秀徳」
という言葉!聞けてめちゃくちゃ嬉しかった…!!
そんでもっての異質な雰囲気がまた良かったです。最高でした。
・最後に。
ZAZEN BOYSは唯一無二のバンドだと思います。いや、思いました。そりゃバンドは唯一無二がいくつも重なってますけど、このバンドはその他でもないバンドなんです。メンバーの個性が強すぎるのもそう、曲のクセが強いのもそう。このバンドはそれらが良い味になってる。
例えば、お酒を飲む時につまみとして食べる「さきいか」。あれって歯茎に謎の感覚を与えるじゃないですか。匂いは少し鼻につきますけど。でも、噛みごたえも相まって手が止まらないんですね。正しくその感じなんです。ZAZEN BOYSっていうバンドは。クセになっちゃうんですよ。
そんなクセになってしまったLIVE納めでした。
素敵な2018年に乾杯。(向井秀徳ヴォイス)