サザンの無観客LIVEに胸打たれて、負けそうになったら”I’m a Rock’n Roll Superman”って言おうと誓ったデビュー42年目の夜

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観る劇団四季ことサザンのLIVEが無観客有料配信

 

 1年ぶりのサザンのLIVEです。一昨年のライブヴューイングも含めて3回目ですね。

 

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 部屋はまめ電球にしてPCの画面の明るさはMAXで。右手にはサザンの公式データブックを置き、左手には三ツ矢サイダーを置いてホルモン焼きを食べながら観てました。人はこれを「オールドマンスタイル」と呼んでます。嘘です。

 終始ジンワリとしとったサザンの無観客LIVEを個人的な感想のみで書いときたいなと思います。

 

 

 

 

80年代の曲の無敵さに「あっぱれ」(張本ボイス)

 サザンの曲が面白い年代って多分80年代やと思うんすよ。この年代に出したオリアルは6枚。アルバム毎に曲の幅が広がり、例えるなら歌謡曲にロックにバラードに打ち込みやったりetc…。そんな40年前の曲が今回のLIVEでは無双しとったんですね。

因みに演奏された80年代のサザン楽曲は…

 

 

という布陣です。多分これで合っとるはず!

 

 で、個人的に「夕陽に別れを告げて~メリーゴーランド」がグッときたんすよ。

 

 サビのコード進行はG→A→F#m→Bm。サザンの必勝コード進行を視聴できたのがたまらんくてですね…めっちゃ久しぶりに聴いて吸い込まれました。コード進行込みでめっちゃ好きになりましたね。

 

 後は…「朝方ムーンライト」の艶っぽさ。

朝方ムーンライト

朝方ムーンライト

  • provided courtesy of iTunes

 

 割と初めて聴いた気がするんですけど、ある種1つの物語になっとって終始引き込まれましたね。

 アルバム「ステレオ太陽族」繋がりやと「Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)」もまた音の暴れ具合がたまらんこと。

 

 暴れながらも音の重なり方がまた良きで、恥ずかしながらの初聴でも引き込まれました。リングの貞子の逆みたいになりました。

 

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テレビから出てきた貞子が画面へ戻って行くのを見て

感動している少年

 

 他にも「タバコ・ロードにセクシーばあちゃん」のLIVE化け具合に驚いたり、もうめっちゃくちゃに無敵やった。

 

 無敵でMUTEKI故にDMMで配信して紗倉まな辺りとコラボして、TBSのサンデーモーニング張本勲から「あっぱれ」って言ってほしい。マジ頼む。

 

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あの張本勲も「あっぱれ」

 

 

終盤の盛り上がりで興奮して大きい声出して近所迷惑発生

 

 終盤に演奏されたこの成人向けコーナーの盛り上がりはやばかったすね。横アリがクラブになってましたもん。しかも全部ヤらしい。例えるなら「聴くエロ本」…そんな感じですかね。

 

 それまでしっとりとした曲が続いてのこの流れやったんで、もうテンションMAXで発狂しましたよ。発狂して1人椅子に座りながら踊ってましたし。もう座位ダンスですよ。座位ダンス。

 

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座位ダンス(仮)

 

 発狂しながら「勝手にシンドバッド」を演奏した時の盛り上がり。

 

 僕は観ながらエアギターをかましてましたねぇ。Em→Am→D→G→Em→A→F#→A B♭ Bのイントロのコード進行。これだけで絶頂なんすよね。やから聴くエロ本やと勝手にシンドバッドじゃなくて勝手に名付けてます。失礼失礼。

 

 ここの流れで一気にLIVEが終盤に行ったなぁって思いましたし、興奮して終始叫んでました。近所迷惑発生。

 

 

 

という夢を見ました。

 

 

「東京VICTORY」が2020年の今と重なってオリンピックソングからコロナ撃退ソングになったように感じた夜

 最後にこれだけ書きたいです。この曲がリリースされた当時は「この曲が2020年のオリンピックソングだ!!」と思って鬼リピしとったんです。しかし、オリンピックは開催が延期になりまして。幻になるんかなって思いながらLIVE配信を観とったんですね。そしたらジーンとした場面がありまして。それが、

 

時が止まったままの

あの日のMy hometown

二度と戻れぬ故郷

 

ここなんすよね。今までは選手目線、選手になることを諦めた人っていう歌詞やと勝手に解釈しとったんです。

 

 でも、スクリーンの映像を観てハッとしまして。個人的に「新国立競技場を白黒に映すことで延期になったオリンピック=時が止まったままのあの日のMy hometown」というのを出しとったように見えたんですね。2020年に行われるはずやった行事が全部吹っ飛んだ訳なんで、ある意味時が止まっとるですよ。しかも、この部分はキーボードの音と桑田さんの声だけ。

 

 そこが終わるとバンドサウンドが戻ってきて未来へ向かうと。この盛り上がりに加えて演者やスタッフさんが拳を上げとるとこに感動しましたね。これこそが一丸やと。日本の、サザンの団結力を見たように感じます。

 

 都知事選で候補者の多くが東京オリンピックの開催に反対しとるけど、じゃあ救済措置はあるんかって言ったら「?」かなとも思ったりする訳で。それじゃあここまで頑張ってきた人達が可哀想というか。泡になってまうなと。

 個人的にオリンピックが延期から中止になったら、せめて選手が報われるような何かを取ってほしいなってこの曲を聴いて思いました。

 

 

まとめ

 最高のLIVEっていうのは人々を魅了するもんやと改めて思いました。魅了させるのも人それぞれで、人気曲から過去曲(隠れた名曲)やったり映像や特殊効果(花火とか煙とか…)などなど。それらが絡まって最高のLIVEっていうのはできるんやと思います。

 それがサザンには多く詰まっとって一種のエンターテイメントでもある訳なんですよね。やから音楽版:劇団四季。観る者を魅せるのはこういうとこかなって改めて感じましたね。

 

 後は、頑張る人を鼓舞するとこ。負けそうになったらサザンが励ましてくれることを証明したLIVEでしたね。みんなで言えば怖くない。そう、それが

 

”I’m a Rock’n Roll Superman”

 

 皆さん、どうか体調には気をつけてください。お相手はオールドマンでした!

 


サザンオールスターズ – ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~(Full ver.)