NUMBER GIRLのライブビューイングを観て耳が取れかけてはいから狂い&OMOIDE IN MY HEAD状態
俺は2018年の夏からNUMBER GIRLにハマっとる。あのぶっ飛んだ感じが夏にピッタリで暑さを嫌う故に冷えきった場所で鬼のように聴きまくった。そしてハマった。
それから2019年の2月15日。バイトの休憩中、トイレに籠りながらナンバガの再結成をTwitterで知った。ツアーもやると。
絶対に行くことを決めてチケットを何度か申し込んでみた。全然当たらなかった。かすりもしなかった。
嫌になりながら逆噴射バンドツアーを申し込んでみた。外れた。それから1年経った今年。俺は大学4年になる。就活解禁の3月1日に行われる追加公演をやけくそで申し込んだら当たって夜行バスの予約を取った。しかしそこにコロナウイルス。無観客LIVEになることをバイト終わりに垂れ流したTwitterのタイムラインで知る。夜行バスを次の日の朝にキャンセルした。
そんなこんなで今日を迎えた。行く先は名古屋ベイシティ。そう、2年前のサザンのライブビューイングで映像トラブルがあって桑田さんが「名古屋ベイシティの皆様すみません」と謝った場所だ!その時に観に行った以来のベイシティ。因縁のベイシティ。
コロナウイルスの影響で人がまばら。20人弱といった具合か。隣に女性。どことなしか真っ昼間ガールみを感じた。
思えばここまでの道のりが長かった。長すぎたのかもしれへん。ライブアルバム「感電の記憶」からリマスターされたオリアル3枚、インディーズ時代のアルバム「SCHOOL GIRL BYE BYE」、そしてベストアルバム。これでもかとNUMBER GIRLのアルバムを買い漁った。それで気付いたら俺の卒論のテーマがNUMBER GIRLになっとった。耳にタコができてもなお聴き続けたNUMBER GIRL。爆音を浴び続けた耳の感覚が未だにビリビリと残っとる。
ライブビューイング。まさかNUMBER GIRLのLIVEを当て、延期にはなったがライブビューイングという形で観られることに不思議な巡り合わせを感じた。去年の俺に言いたい。「ナンバガ観れるよ!」って。絶対冷えきった場所で泣きながら「タッチ」聴いとるやろうな。
LIVEで演奏されたのは22曲。大学やバイトに行く前にひたすら聴いた曲々。1曲目の「鉄風 鋭くなって」からアンコール最後の曲となった「透明少女」まで。毎日のように聴いとった曲が目の前で本物の・本家の人達が演奏しとるのは味わい深い故に奥が深い。本当に17年も活動してなかった人達なのか…とあのLIVEを観て俺は思った。確かにあの時の勢いは無い。けれども、鍛錬された技術が勢いを超越して耳に届く。やからブランクを感じさせんのかと改めて思った。
それでいて瑞々しい。去年の夏に聴きまくった「水色革命」がこんなにも瑞々しいのかと思わされた。音源は荒削りで青臭い感じがある。でもLIVEを観て・聴いてよりクリアに瑞々しく感じた。それは間違いなく4人が各々の場所で磨いて築き上げた技術そのものやと俺は感じた。
じゃなきゃあんなにも瑞々しくはならへん。映画館で聴いたから3つのスピーカーで3次元の音が鳴り響いてより立体的やったし。俺はすごく感動した。
ライブビューイングが終わってステッカーを追加で買った。延期になった追加公演がもし開催されるならこのステッカーを何かに貼って行こうと思う。あと、Base Ball Bearのトートバッグと「17才から17年やってますツアー」のグッズであるTシャツとタオルも持っていこうと考えながら「水色革命」を聴いて帰宅した。
いつもよりイヤホンの音量を上げて爆音で。