コンビニで缶チューハイと磯辺揚げ買って帰りたくなる赤い公園の「プラチナ」とかいう名曲
この夏に聴かなきゃいけない曲って実は赤い公園の「プラチナ」なんじゃないんですかね。まじで。失恋した人にはおすすめなんですけどね。
この曲の何が良いって最初のギターですよ。ベースのスライドがあってギターが入るんすけど、まぁそれが良い。津野さんのオクターブ奏法がもう唸る唸る。
「ジャーンジャーンジャーンジャーン ジャージャージャジャジャジャジャ ジャージャージャージャージャージャージャジャジャーン」
↑でもう涙腺ドバァァァなんですよ。Guitar! Drum! Base! の絡まりがエグい上にこのオクターブ奏法でしょ。もうね、あかんと思うのよ。これは反則。
熱帯夜は過ぎちゃいましたけどそれを強く想起させるというか。熱帯夜の中を1人訳もなくコンビニへ行き、缶チューハイと磯辺揚げを買ってビニール袋を手にぶら下げて歩く姿が浮かぶんです。曲の主人公がですね。
この感じですよ。この曲の凄いところは。
ただですよ。ただ、1番のAメロの歌詞に「曖昧に始まったしりとり」っていう歌詞があるんでその歌詞を辿って1番と2番のBメロを見ていきましょうか。
缶チューハイ 磯辺揚げ げげげげ ゲームオーバー
馬鹿みたいに同じで喜ぶ ブラッドタイプ
南南東 憂さ晴らし 潮干狩り リフレッシュ
夢から叩き起こした タイムアップ
これよく見てください。しりとりになってますよね。曖昧に始まって終わらせなきゃって思ってもしりとりは終わらないような構成になってるんですよ。ちなみに書く2分前に気付いて自分は今興奮してます。
で、サビの
「た(↑)どぅあぁぁ 歩いとぅぁぁぁ」
ってくるわけじゃないですか。これで
ドバァァァァァァァァァァァァァァァァァ
ってきて、熱帯夜でいきなり降ってきたゲリラ的な大雨をフラッシュバックさせるんすよ。外も雨で心の中も雨が降ってると。すなわちダブルミーニングなんすね。ここは。あくまで推測ですけど。
で、またここの歌詞が切なさを加速させとるというのか…まぁ、良いんですわ。
刺されてかゆいのは腕じゃないんだよ
濡れたまつげは汗じゃないんだよ
蚊に刺された腕が痒いんじゃなくて、もどかしくて痒いのが心だったり。
歩いて濡れたまつげは汗じゃなくて涙だったり。野村ID野球のような深読みが必要なサビの歌詞で、ここがまた…もう飯3杯は余裕でいける。まじでいけますよね。
そんな失恋ソングとして書いてて今気付いたんですけど、これって不倫ソングなんじゃないのっていうのも書いてて気付きました。うわぁ…やられた…。
だって、秘密の夜にたまに触れた熱い手と冷たいプラチナ。このプラチナって指輪でしょ…うわぁ、恐るべし津野米咲。
いやぁ...赤い公園のアルバム「熱唱サマー」エグいやろ...という言葉置いておきます。
新しいEPが楽しみや!!!!!!!!!!!!!!!